macOS MontereyにKarabiner-Elementsを入れてみました。macOSのバージョン12.0.1くらいに合わせてKarabiner-Elementsのアップデートもされていて、スムーズにインストールできるようになっています。
- Karabiner-Elementsをダウンロードしてインストールする
- Karabiner-ElementsをmacOS Montereyで使えるようにする
- Karabiner-Elementsの使い方
- Karabiner-Elementsの設定に役立つEventViewer
Karabiner-Elementsをダウンロードしてインストールする
こちらのページからKarabiner-Elementsをダウンロードします。
macOS Big Sur以降の新しいOS拡張に対応しているので、インストールは問題なくできます。
11月3日にKarabiner-Elementsが14.2.0にアップデートされて、macOS Catalinaが対応OSから外れました。ちなみにKarabiner-Elementsの新しいアイコンは日本人の方がデザインされたようです。
ではインストールした後に起動して、プライバシーの許可をするところから解説します。
Karabiner-ElementsをmacOS Montereyで使えるようにする
Karabiner-Elementsを起動するとこのように新しいOS拡張をインストールするダイアログが表示されますが、このOKボタンを押すとこのダイアログは消えるようになっています。
プライバシー設定の案内が英語で書かれているのでボタンをクリックすると、「セキュリティとプライバシー」の設定が開きます。
Karabiner-Elementsのプライバシーを許可します。
もうひとつ、英語の説明が出てくるのでボタンをクリックします。
Karabiner-Elementsのプライバシーを許可します。
最後に拡張機能の説明が出てくるのでボタンをクリックして、拡張機能を許可します。
このように「キーボード設定アシスタント」が表示されたら、Karabiner-Elementsのインストールは完了です。
アシスタントにしたがってキーボードの設定をすれば、Karabiner-Elementsでキーバインドの変更ができるようになります。
Karabiner-Elementsの使い方
使い方はとても簡単です。
Karabiber-Elementsを起動するとこのようにアイコンが表示されます。アイコンをクリックして「Preferences」をクリックします。
変更したいキーボードを指定します。
わたしはUS配列のキーボードをMacの日本語キーボードのように使うために、「Option(Alt)」キーを「英数」「かな」キーに変換しています。
日本語向けのキーがあるのはとてもうれしいですね。
Karabiner-Elementsの設定に役立つEventViewer
Mac miniでもUS配列のWindowsのキーボードを使うことにしました。
キーの位置はこのようにMacBookのUS配列とほとんど同じにしたのですが、WindwosのAltキーやWinキーがMacでどう認識されているのかわかりづらいと思います。
こういうときに便利なのが、Karabiner-Elementsに付属している「EventViewer」です。押下したキーがMacでどう認識されているのか表示してくれるアプリです。EventViewerを起動するには、Karabiner-Elementsのアイコンをクリックして「Launch EventViewer」を選択します。
英語の説明が出てくるので、ボタンをクリックしてプライバシーの設定を開きます。
Karabiner-EventViewerにプライバシーを許可します。
「終了して再度開く」をクリックすると、プライバシーが許可されたEventViewerが起動します。
EventViewerの画面で何かキーを押すと、どのように認識されているのかがわかります。
この例ではWindowsキーボードの左Altキーが「left_option」と認識されています。
わたしはWindowsのキーボードをMacのJIS配列のように使いたいので、左Altキー(left_option)を「英数キー」に変換しています。同様に右Altキーは「かなキー」にしています。Ctrlキーは「Command」と認識されるのでそのままです。
Mac miniをWidnowsのUS配列にしたのは、Windowsとキーボードを共有するという狙いもあります。Karabiner-Elementsは昔からあるMacのアプリですが、Windowsでも「PowerToys」というアプリの開発が進んでいてキーマップを変更することができます。
キーマップを統一すると違和感やストレスがなく両方のOSを使うことができますよ。