動画編集の仕事をしていて、ちょっと便利な左手デバイスがあればいいなと思ったんですよ。ちょっとタイムラインの拡大縮小ができるような。
Amazonで謎の3キー片手キーボードを購入してみたので紹介します!
- 動画編集用に激安3キーゲーミングキーボード
- 片手キーボードを動画編集用に設定する
- 動画編集で片手キーボードを使ってみる
- 画像編集用にも使える片手キーボード
- 動画編集と画像編集に激安片手キーボードが便利
動画編集用に激安3キーゲーミングキーボード
今回購入したのはこの3キーゲーミングキーボード
とにかく、つまみがあって、それを回すという操作をしたかったんですよね。
あととにかく安いので、これが使えればおもしろいのではないかと。
購入すると、中国から送られてくるのでまあまあ時間がかかります。
送られてきたら、キーボードの設定アプリをAmazonで問い合わせする必要があります。
これはちょっと不便ですが、すぐに返事は返ってきます。
もし、同じものを買う人がいる場合、どんな設定アプリか見たいと思うので、わたしのところでも共有しておきますね。
https://media-uploader.work/?mode=dl&id=590&original=1&key=0551fd40-0729-4ae0-85ad-ef7d939b757a
実際に使う場合は、ちゃんと販売業者から設定アプリを送ってもらってください。
片手キーボードを動画編集用に設定する
早速、設定アプリを使って設定していきましょう。
この片手キーボードにひとつ、問題があるとすれば設定アプリがWindowsでしか動作しないことです。
ゲーム用にWindows機がある、などの環境であればWindowsで設定してからMacで使えます。
アプリはWindowsのEXEファイルになっているので開きます。
普通のキーの割り当ての他に、修飾キー、マルチメディアキー、マウスキーを設定できます。
キーボードを接続すると「Connected」になります。
この状態で、設定したいキーを押してから、割り当てるキーをクリックします。
ノブ(つまみ)に設定してみましょう。
K1(ノブ1)のLeft(左に回す)をクリックします。
ここに「Win」と「 - 」を割り当てます。
PCキーボードの「Win」キーはMacの「Command」になるので、このようにしています。
「Download」をクリックすると、設定が保存されます。
K1(ノブ1)のRight(右回し)には「Win」と「+」を割り当てます。
そして「KEY1」には「↑」を、「KEY3」には「↓」を割り当てておきます。
ちなみに「Layer」という設定項目がありますが、これはBlutooth対応の片手キーボードのみ対応している機能とのことです。
動画編集で片手キーボードを使ってみる
では使ってみましょう。
わたしはMacのFinal Cutで動画編集をするので、Macに繋ぎます。
JISキーボードではなくUSキーボードとして認識させるのがポイントで、具体的には、キーボードをつなぐと設定画面が出てきますが、そのまま終了させるとUSキーボードとして認識されているはずです。
USキーボードとして認識されなかった場合は、ボタン1に「z」を設定して、Shiftキーの右側のボタンを押してください→ボタン1を押す、そしてボタン2に「/」を設定して、Shiftキーの左側のボタンを押してください→ボタン2を押す、とすれば、USキーボードとして認識させることができます。
Final Cutのキーボードショートカットの設定では「Command + -」がタイムライン縮小に、「Command + +」がタイムラインの拡大に設定されています。具体的には、ズームアウトとズームインですね。
で、Final Cutのタイムラインでノブを右に回してみると、このようにタイムラインを拡大できます!
左に回すと、もちろんタイムラインを縮小できます。
ちなみに、ボタン1を押すとクリップの先頭に、ボタン3を押すとクリップの最後に移動するように設定されています。
このキーボードで出来ないのは、タイムラインのスクロールですが、最終的にはMagic Mouseを使うことで解決しました。
画像編集用にも使える片手キーボード
YouTube関係を仕事にしていると、画像編集アプリでサムネイルも作ることになります。
この画像編集アプリでも片手キーボードが便利なんです。
わたしはYouTubeやインスタのサムネイル作成にAffinity Photoを使っています。
キーボードショートカットの設定で、「ブラシサイズを縮小」に「Command + -」を、「ブラシサイズを拡大」に「Command + +」を設定しておきます。
では、実際にやっていきます。
Affinity Photoの選択ブラシツールを使って、バイクのシートを雑に選択します。
片手キーボードのノブを左に回して、ブラシサイズを小さくします。
シートからはみ出た部分を、小さいブラシで削っていけば、簡単にシートが選択できる、というわけです。
選択範囲を簡単に作れるので、これもめちゃくちゃに便利です。
同じ要領でPhotoshopでも使えますよ。
動画編集と画像編集に激安片手キーボードが便利
この片手キーボードはとてもシンプルで、ノブが1つついているのと、ボタンが3つあるだけです。
キーボードの差し込みはUSB-Cですね。
このシンプルで安い片手キーボードで生産性が上がったら、お得ではないでしょうか?
今は業務で多用していますが、タイムラインの拡大縮小はとても便利です。Final Cutだけでなく、Logic Proでも同様の操作ができるように設定しました。
おまけに、サムネイル作成の効率も上がります。
使ってみると、どんどん便利な使い方ができるようになるおもしろいデバイスです。