はてなブログを何気なく使っていると、記事のURLは自動で決まってしまいます。できれば記事ごとにカスタムURLを決めた方がよいです。この記事ではカスタムURLの決め方と注意点を解説していきます。
はてなブログのカスタムURLを決めた方がいい理由
一部のブログなどでは「SEO対策的に効果がある」と言われていますが、ほとんど関係ありません。Googleは記事の内容を読んで、どのような記事か把握するのでURLの影響はほとんどないでしょう。では「カスタムURLを使う必要ないのでは?」と思うかもしれませんが、使ったほうが良い理由があります。
それは「アクセス解析で役に立つ」からです。
はてなブログのそのままの設定だと、このように日付に加えてランダムな記事番号がつきます。
これではURLだけみたときにどの記事なのかわかりません。
Googleのアナリティクスをみてみましょう。
これはこのブログのアナリティクス画面ですが、カスタムURLを全てにつけているため、どの記事がどれだけアクセス数を稼いでくれているのかひと目でわかります。もしこれが、デフォルトの数字だけのURLであれば、どれがどの記事かわからないためいちいちページを開いて確認する必要があります。
それはものすごく効率が悪い。
「自分でわかるようにURLをつけておく」というのがカスタムURLのメリットです。
【追記】
これは今までのGoogleアナリティクスを使っている場合です。2020年にGoogleアナリティクス4がリリースされ、このような画面になっています。2021年の現在は新旧が混在しています。
新しいアナリティクスの画面では、タイトルが表示されるようになりました。新しいアナリティクスにおいては、カスタムURLを使う意味は少し弱くなっています。しかし特定の状況ではやはりカスタムURLは重要です。こちらの記事の内容になります。
サーチコンソールを使うときのはてなブログのカスタムURL
はてなブログは他のブログサービスとは違い、はてなブロガー相互でのアクセスを重要だと考えています。しかしわたしは、GoogleのSEO対策をしてアクセスを集めてブログを収益化しています。GoogleのSEO対策をするときにはサーチコンソール(通称サチコ)が重要です。
サーチコンソールで、Googleの検索結果に表示されるかどうかわかるようになっています。
このようにいつGoogleに認識されたのかわかるので、もし記事をアップデートしたときにはサーチコンソールに「アップデートしたこと」を伝えることができます。このときに、どのURLの記事が認識されているのかいないのか、判断するためにはやはりカスタムURLが重要です。
ブログを始めてすぐはサーチコンソールを使う必要はそれほどありません。しかし、運営していくとどんどん重要になってきます。ゆっくり勉強していけば問題ありませんので、カスタムURLだけつけておくことをおすすめします。
はてなブログのカスタムURLの決め方
「はてなブログオプションの記事のタイトルをURLにすればいい」と思うかもしれませんが、これはあまりおすすめできません。日本語のURLは「英数字」に変換されるからです。
例えば「タイトル」という日本語タイトルをつけた場合、URLで使われる場合はこのように変換されます。
hatenablog.com/entry/2020/06/09/%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%AB
これでは全くどの記事なのか、わからなくなってしまうでしょう。カスタムURLを決めるときはだいたいの意味がわかる英語にしておきます。例えば今読んでいるこの記事であればこんな感じです。
英語としてちょっとおかしくても検索結果には影響ありません。
先ほども書いたようにGoogleは記事を人間が読むようにして内容を把握します。
自分でわかる範囲の英語にしておきます。
はてなブログのカスタムURLを決める便利な方法
最近のパソコンやスマホであれば、英単語をある程度変換してくれます。例えば「アフィリエイト」の単語がわからなくても「あふぃりえいと」と入力すれば変換してくれるのです。
もしくはGoogleで「アフィリエイト 英語」と検索すればすぐにわかるでしょう。
最後のポイントとして「how-to-」で始めなくても自分がわかればいいだけなので、「how-to-」を省略した方がURLが短くなっていいでしょう。HowTo系のブログの場合だと、Googleアナリティクスがすべて「how-to」で始まり、ほとんど意味がなくなってしまいます。
この記事の場合は「make-custom-url」くらいで充分に他と区別できます。
はてなブログのカスタムURLを決めた後の注意点
例えば「seo-technique-2018」というカスタムURLを使っていて、ある程度アクセスがある記事があったとします。それを2022年版にアップデートしてカスタムURLを「seo-technique-2022」と変えるのは絶対に避けましょう。
全く別のURLとGoogleは判断するので2018年から育ててきたGoogleの評価を全くのゼロに戻してしまいます。この場合はURLはそのままで「seo-technique-2018」のままにしておくべきです。
Googleは「記事の年齢」を重要な要素にしています。昔に書いたカスタムURLのままアップデートすると良い評価がもらえて検索結果に表示されやすくなります。
タイトルや見出しに「2022年最新」やこの記事のように【2022年追記】などと入れておくことで、Googleも読者もタイトルを読んで理解します。
公開してしばらく経った記事のURLが「seo-technik-2020」などとスペルミスがあっても、そのままにしておく方が良いです。ちょっと気持ち悪いくらいのもので、Googleがランクを下げるということはありません。
もしどうしても直したいなら、サーチコンソールでURLの変更を申請することはできます。つまり直そうと思ったら直せるのですが、SEO的に悪く影響するリスクがあるかもしれません。それくらい記事のURLの「年齢」は重要になってきます。
macOSのSafariを使っていると、今はURLを意識させないような表示になっています。
それくらいURLのスペルは、意味がない時代になっています。Googleアナリティクスやサーチコンソールの結果で自分でどの記事かわかるということがメリットであり、カスタムURLを設定しておくべき理由になります。