Apple関連のニュースを読んでいたら、iOS15.1でApple Losslessに対応とのこと。
え?いつからApple Losslessで配信しているのか……。わたしが現在Spotifyを契約しているのは、当時Apple Musicが256kのビットレートにしか対応しておらず、320kのSpotifyの方が音が良かったからで、Apple Losslessで配信されているとなると話が変わってきます。
Apple MusicがApple Losslessで配信している曲
ほとんどの曲をApple Losslessでも配信しているようで、このように「ロスレス」という表示がついています。
実際に聴いてみると本当に音質が良くなっています。
例えば、ピアノの曲だと、以前のApple Musicではもやがかかったような、エレクトリックピアノのような音になっていましたが、ちゃんとピアノの音がなっていて鍵盤のタッチが目に見えるくらい音に解像感があります。
アコースティックの楽器を使った曲のほうが、音質の向上がわかりやすいですね。アコースティックギターやチェロなどの「鳴り」がわかるようになって、空間の広がりや空気感が感じられるようになります。
それと……昔にApple Musicを使っていたころは、音の大きさを揃えるためにピークレベルが用いられていたのですが、現在のApple Musicはラウドネスノーマライゼーションがかけられるようです。
Spotifyは公称値で-14LUFSですが、Apple Musicは非公開ながら-16LUFSのようですね。
Apple TV+とApple Musicの相性が良い件
Apple Musicのロスレス配信と同じ時期に、Appleは「Apple Music」と「Apple TV+」と「Apple Arcade」をセットにした「Apple One」というサービスを始めていて、わたしはこのプランでApple Musicのロスレス配信を試聴しています。
Apple Oneには「iCloud+」も入っていてこちらの記事で少し言及しています。
「Apple TV+」はApple独自の番組が配信されていますが、なかなかに良い内容です。
この「1971」というシリーズは音楽がアメリカの歴史にどのような影響を与えたのかが描かれています。
このエピソード2にスライ&ザ・ファミリーストーンが出てきて、その原曲をAppleロスレスで試聴できたりするわけです。
この時代はレコードですので、CDに比べるとアナログな録音がされています。当時の音をロスレスで聴くと、どのような良い録音がされたか(あるいは悪い録音環境だったか)年月を超えて聴くことができて興味深いですね。現代の曲にはない音、例えば定位が定まらないような音が感じられたりします。
Apple Musicの曲をApple Losslessで聴く方法
Apple Losslessでの再生は、デフォルトではオフになっています。
Apple losslessで聴く方法はこちらの記事で解説しているので参考にどうぞ。