Apple純正のスマートタグ「AirTag」
どんなものか試してみたかったので買いましたが、購入前にいろいろ知っていたほうが良さそうな事を解説していきます。
AirTagの探し方は「探す」アプリを使う
まずAirTagがどんなものなのか、知っておいたほうが良いでしょう。
この「探す」アプリを使って、iPhoneを紛失したときのようにAirTagの位置情報を取得して探します。
位置情報で探すので、家の中にあるのはわかっているけど見つからない……という時はアプリを開いてもわかりませんね。
その代わりに探す方法が用意されています。
【探し方】AirTagの音を鳴らして探す
例えば、この鍵を探したいときは、鍵をタップします。
「サウンドを再生」をタップすると、AirTagが着信音のような音を出してくれます。
この音を手がかりに鍵を探すことになります。
【探し方】AirTagがある方向を目指して探す
AirTagを購入する前に注意すべき点があります。
それは、iPhone SEやiPhone X以前のiPhoneを使っている場合、このレーダーを使った探し方ができません。
iPhone 11以降なら、この「正確な場所を見つける」機能が使えます。
わたしはほとんど自宅で仕事しているので、iPhone SE（第三世代）でいいだろうと思っていたら、思わぬ落とし穴がありましたね……。
iPhone 11以降なら使える機能は「U1チップ」搭載のiPhoneですので、iPhone SEやその他の古いiPhoneを対応させることは不可能です。
AirTagのためにiPhoneをアップデートするほど、意味があるかどうか考える必要がありますね。
AirTagは何につけたらいいの？
鍵の場合は、音を手がかりにして探せばいいので、iPhone SEでもAirTagを返品するほどの問題ではないと思いました。
それと、Apple認定のキーホルダーも購入してしまいましたし……。
かなり高品質な感じで、満足度は高いキーホルダーです。
実際に買ってみて思いついたのは……。
バイクや自転車に取り付けておくと盗まれたときに探せるようになる…ということで、そのような使い方をするグッズもいろいろと出ています。
例えば、バイクにつけるなら、このシール式のAirTagケースが良さそうです。
シートの裏などに貼り付けておくと、盗まれてもバレないので、位置情報で追跡ができると思います。
高級な自転車につけるなら、こういうマウントが使えると思います。
いたずらできないようなネジになっているので、効果的ではないでしょうか。
バイクや自転車につけるGPS機器ってあまりないので、AirTagは有効だと思います。
月額料金がかかることもないので、保険としてつけておくのも良いでしょう。
他にもAppleとしては、カメラや上着のジャケット、バックパック、ハンドバッグ、ヘッドホン、財布、傘などにつけることを想定しているようです。
AirTagを設定する方法は？
AirTagは基本的に設定が必要ありませんが、接続して名前だけつけておく必要があります。
iPhoneにAirTagを近づけるとこのように検出されるので「接続」ボタンをタップします。
「接続」ボタンをタップすると、何につけるのか選択することになります。
わたしは鍵につけるので、鍵を選択して「続ける」をタップすると自動的に名前がつきます。
次に、注意事項が表示されるので「同意する」をタップします。
AirTagが悪用される危険性？
「同意する」で何に同意したのかというと、悪用はしないことという注意事項に同意したことになります。
残念ながら、AirTagを悪用する人がいるんです。
例えばストーカー被害です。気になる女性のバッグにAirTagを放り込んでおいて、iPhoneで位置情報を調べて自宅を特定する、という事案が起きています。その対策として、見知らぬAirTagを見つけたら警察に届け出れば、誰が持ち主か（Apple IDで）わかるようになっています。
「同意する」をタップして、接続が完了したらもう使えますが、設定を変更したい場合は「探す」アプリを使って設定します。
「探す」アプリを使ってAirTagを設定する方法
接続が完了したら、「探す」アプリに登録された状態になっています。
鍵をタップして下にスクロールすると、通知のやり方を変更したり、名前を変更したりできます。
AirTagが設定できない場合は？
AirTagが設定できない、というより、iPhoneに近づけても接続できない場合は、おそらく互換性に問題があります。
手元にiPhone Xがあるので、AirTagを接続しようとしてみましたが、AirTagを近づけても反応しませんでした。
iPhone SE（第3世代）は、近づけるだけで設定ができましたが、古いiPhoneだと対応していないようです。
iPhone X以前の古いiPhoneの場合は、「探す」アプリを開くことでAirTagを接続することができると思います。
もしくは、「設定＞Bluetooth」から接続を試してみると、検出されるはずですので、試してみてください。
接続ができた後は、iPhone SEとほとんど変わりません。
iPhone SEと変わらない、ということは、レーダーのような「正確な場所を見つける」機能が使えないということでもあります。
以上のように、iPhoneが対応しているかどうかで変わってくる、AirTagの評価だと思いますが、ぜひ検討してみてください。
