以前から気になっていたのですが、Macを仕事に使っていて、Photoshopから本格的にAffinity Photoへ乗り換えることにしました。操作がほとんどPhotoshopと一緒で使いやすくなっていますが、Affinity Photoで写真の印象を変える基本的な使い方を解説していきます。
- MacのAffinity Photoで写真を鮮やかにする使い方
- MacのAffinity Photoで写真の空の印象だけを変える
- インスタで流行っているような雰囲気をAffinity Photoで作る
MacのAffinity Photoで写真を鮮やかにする使い方
これは相当昔に北海道で撮った写真ですが、この頃はまだ一眼レフの性能が良くありませんでした。今ひとつぱっとしない写真になっているのでもっと鮮やかにしていきます。
「レイヤー」メニューから「新規調整レイヤー>露出」を選択します。
露出の値をちょっと下げます。やや写真が暗くなりましたね。
もう一度「レイヤー」メニューから「新規調整レイヤー>明るさ/コントラスト」を選択します。
明るさの値とコントラストの値を両方、写真の雰囲気を見ながら上げていきます。
はい。これでかなり鮮やかな印象の写真になったと思います。
MacのAffinity Photoで写真の空の印象だけを変える
Affinity Photoでは、もっと柔軟に写真の印象が変えられます。
この写真の空だけ青くしてみましょう。
「選択」メニューから「カラー選択>青を選択」をクリックします。
青空が選択されましたが、ちょっと木の部分も選択されています。「ブラシ選択ツール」をクリックして上の「減算」のモードにします。
クリックしながらなぞることで選択部分が減っていきます。木の部分を選択から外します。
雲の細かい部分が選択されてないので「ブラシ選択ツール」の「追加」モードでなぞって追加していきます。
これで空だけを選択するができました。このように選択範囲をうまく追加したり減算したりするのはPhotoshopと全く同じ考え方です。
よくわからないときはPhotoshopの情報も検索してみるといいと思います。選択範囲の考え方がPhotoshopと全く一緒なのです。
では、選択領域の空だけ印象を変えます。「レイヤー」メニューの「新規調整レイヤー>自然な彩度」をクリックします。
写真の雰囲気を見ながら自然な彩度の値を上げていきます。逆に不自然になってしまうときは下の「彩度」も同時に上げるといい感じになっていくでしょう。
はい。これで空が抜けるような青になったと思います。
インスタで流行っているような雰囲気をAffinity Photoで作る
最近インスタを見ていると、人気のある写真は爽やかでどこか懐かしい雰囲気の写真が流行しているようです。本来はAdobeのLightroomで作るのですが、Affinity Photoでも似た雰囲気にすることはできます。
思いっきり編集するので元の写真はどんな写真で大丈夫です。「レイヤー」メニューの「新規調整レイヤー>明るさとコントラスト」をクリックします。
明るさを大きく上げて、コントラストも大きく下げます。これでちょっと白っぽい写真になります。
「レイヤー」の「新規調整レイヤー>カラーバランス」を選択します。
緑の値を50%くらいまで上げます。このあたりは自分の好みで上げていきましょう。
これで、ちょっと幻想的な写真になりました。
Affinity Photoの魅力はやはり買い切りアプリならではの安さです。Photoshopより圧倒的に安い上にほとんどの同じことができることになります。MacやWindowsのApp Storeからダウンロードすれば、同時に使う台数もアップデートも気にすることなく安心して便利に使えます。