最近、ZOOMでのミーティングが多くなって、デスクトップのMacでもZOOMを使えるようにしましょうと思ったところ、Webカメラを認識しない……どういうことなのかと調べてみたら、これはmacOS Montereyの不具合のようです。
- macOS MontereyでWebカメラを認識できない(USB Video Class)
- macOS MontereyでWebカメラを接続できない対策は?
- macOS VenturaでWebカメラを認識できない(USB Video Class)
macOS MontereyでWebカメラを認識できない(USB Video Class)
一般的なWebカメラは、USBでカメラを接続するUSB Video Classという仕様で、どんなパソコンでも使えるようにしてあります。このUVC(USB Video Class)での接続がmacOS Montereyだと認識できないという不具合があります。
これはmacOS 12.0.1の頃からサポートフォーラムで報告されています。
M1のMacだとUVCが接続できないという不具合と認識されていますが、わたしが検証したところ、macOS 12.3の場合、M1 MacでもIntel MacでもUVCのカメラに接続できなくなっています。
それからバージョンアップされて今は12.5.1ですが、まだ使えないですね……。
macOS MontereyでWebカメラを接続できない対策は?
macOS MontereyにUVCのカメラを接続してみると、このようにブラックアウトしています。
この現象は、UVCのWebカメラがH.264で映像を送っているものの、macOS Monterey側で受け取りができないので、映像がブラックアウトしてしまうということのようです。この問題を解決するには、macOS MontereyがアップデートされてUVCに対応するのを待つしかありません。
今すぐUVCのWebカメラを使いたいのであれば、macOS Big Surに戻すしかないようです。macOS Montereyにアップデートすると通常の方法ではBig Surに戻すことはできませんが、以下の記事で紹介している方法で戻すことができます。
ちょっと困りますね……わたしは、macOS 12.3で実装されたユニバーサルコントロールを使いたいので、デスクトップのMacでZOOMを使うのは諦めて、MacBook ProでZOOMミーティングに参加することにしていましたが……。
それにしても不便なので、iPhoneをMacのWebカメラとして使ってZOOMミーティングに参加するようにしました。
macOS VenturaでWebカメラを認識できない(USB Video Class)
この問題、macOS Venturaで解決されると思いきや、Venturaではもはや、UVCカメラ自体が認識されなくなっています。少なくともベータ版の検証では認識されません。
代わりに……Apple純正の機能で、iPhoneをWebカメラとして使う機能が実装されているので、Appleとしてはこの方法でWebカメラを使って欲しい、ということではないでしょうか。
個人的には、iPhoneがWebカメラとして使えれば問題ないのですが……一応、標準の規格であるUSB Video ClassにmacOSが対応していないというは、ちょっとどうかと思いますね……。